この記事を見ている方は、「スプレッドシートで他のシートのデータの一部を流用したいけど、毎度コピペするのが手間だし、コピペした先のデータ更新を忘れてしまい集計値がずれて困っておりなんとかしたい」と考えているのではないでしょうか?
私も日頃から仕事でスプレッドシートを使って数値管理をすることが多く、以前は同様の悩みを抱えていました。
結論から伝えると、そういった場合はQUERY関数を使えば解決が可能です。
今回はサンプルで用意したスプレッドシートを使って解説していきますので、ぜひご覧いただけましたら幸いです。
こういったような、ほんの少しの工夫で時間短縮につながる内容をこれからも発信していければと思っています。
お時間のない方は、手順5のサンプル関数をコピペしていただければすぐに利用できると思います。
手順1 スプレッドシートを用意する
はじめに、スプレッドシートを用意し、元データとなる情報を記載しておきます。
今回サンプル用のスプレッドシートを用意しましたので、よろしければ自由にご利用ください。
※スプレッドシート自体をコピーしていただければと思います。
手順2 スプレッドシート内のシートをコピーする
次に、スプレッドシート内の元データが記載されているシートをコピーして別シートを作成します。
書式などを合わせるために、元のシートをコピーしてから作業をするとレイアウト整形の手間を省略できるので、おすすめです。
私は、業務効率化のために「同じ作業は2回やらない」ことをモットーにしております笑
手順3 コピーしたシートにQUERY関数を記述する
まずは以下に記載したQUERY関数をそのままA1セルに貼り付けてみましょう。
関数 =query('シート1'!A:F,"select *")
貼り付けると、コピー元のシートの内容が表示されたと思います。
これでQUERY関数の使えたことになります。
ただ、このままだと同じデータを表示しているだけなので、あまり意味がないため、表示するデータを絞り込みしてみましょう。
手順4 QUERY関数でデータを絞り込み、表示したい列のみを表示する
ここからは表示したい列の絞り込みをする場合の手順について簡単に紹介しようと思います。
例えば、A、B、F列のみを表示することとし、さらに列F内の値うち、1,000,000以上のデータだけを表示したいという場合には、以下のように記述します。
関数 =query('シート1'!A:F,"select A,B,F where F >= 1000000")
意味としては、「select A,B,F」でA/B/F列のみに絞り込みをしています。
また、「where F」でF列を指定し、「>=1000000」でF列内の数値が1,000,000以上の場合という条件を指定しています。
もし数値ではなく特定の文字を指定する場合は、以下の例のように、シングルクォーテーション「'」で囲うようにしてください。
例)
関数
=query('シート1'!A:F,"select A,B,F where F >= '◯◯◯◯◯'")
まとめ
今回はQUERY関数の使い方について、紹介しました。
QUERY関数は、データ管理を行う業務をしている場合は、比較的使う場面が多い関数ではないかと思います。
他にも色々と便利な関数があるため、これからも発信していければと思っています。
この記事がお役に立ちましたら幸いです。